帯状疱疹ワクチンについて

※乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)の帯状疱疹発症予防の有効率は5年程度とされています。またその効果は年齢で異なり、60歳では64%、70歳代で41%、80歳以上では18%程度とされています。

※不活生化ワクチンのシングリックスの予防効果は10年以上有効とされており、50歳代で97%、90歳代でも91%の効果があるようです。

※安全性の面ではビケンの方が局所の発赤、腫脹、倦怠感といった副反応が少なく、シングリックスは2回の接種が必要であり高価であるというデメリットがあります。以上より60歳代までは有効率も期待でき、費用は安価で副反応も少ないビケンは有用と思われますが、それ以上の年齢の方では明らかにシングリックスの方が効果的であると思われます。